欽定訳について

欽定訳聖書(KING JAMES VERSION)

マルコ福音書を公開しました。


英語は(e-sword the Sword of the Lord with an electronic edge)のNKJVを使用しています。

ギリシャ語コメントに付属しているナンバーは、Thayer's Greek-English Lexicon of the New Testamentのものです。

なお、参考文献として、以下のものを使用しています。

Stephanus Textus Receptus(1550)

新契約聖書(永井直治訳:修正改版)

口語訳聖書(日本聖書協会)1955年改訳)

2013年4月19日金曜日

マルコによる福音書第14章(欽定訳)

14章
1. 二日後は、パスカ と種なしパンの祭りであった。そして祭司の長たちと律法学者たちはどうやって彼を罠にかけて殺そうかと(方法を)模索していた。
2. しかし、彼らは言った。「祭りの間はだめだ。人々に騒動が起こらないようにしないと。」
3. さて、ベタニアで、レプラ患者のシモンの家に滞在している時、彼は横になって おられたが、ある女性が石膏のつぼに入った、非常に高価なかんしょう香油を持って入ってきた。それから彼女はそのつぼを壊してそれを彼のこうべに注いだ。
4. しかし、彼らの内のある者たちは、憤慨し、そしてこう言った。「どうしてこの香ばしい香油を無駄にするのか?
5. それを三百デナリ以上で売って、貧しい人たちにあげられたのに。」そして、彼らは彼女を厳しく批判した。
6. しかし、イエスは仰せになった。「彼女のするままにさせなさい。どうして彼女を困らすのか?彼女は私に良いことをしたのだ。
7. 貧しい人たちはいつもあなたたちと一緒にいるのだから、あなたたちがそう思った時に、いつでも彼らに良いことをしてあげられる。しかし、私に対しては、あなたたちは、いつもはできない。
8. 彼女は自分に(彼女に)できる事をした。彼女は私の体に、前もって葬りの油を塗るために来たのだ。
9. アーメン。私はあなたたちに言う。世界で福音が説教されるところでは、どこででも、この女性がしたことも、彼女の記念として語られる。」
10. その時、イスカリオテのユダ(十二人のうちの一人)が、祭司の長たちの所に、彼を(彼らに)渡そうと出かけた。
11. そして、それを聞いて、彼らは非常に喜んだ。そして彼に金を与える事を約束した。そこで、彼はどうやって彼を売ろうかと、好機をうかがっていた。
12. さて、種無しパンの最初の日になった。彼らがパスカの子羊を屠った時、彼の弟子たちは彼に言った。「あなた様は、パスカの食事をなさるために、私たちに、どこに行って準備をするようにと望まれますか?」
13. そこで、彼はご自分の(彼の)弟子たちの中の二人を送り出して、彼らに仰せになった。「町に入って行きなさい。すると、一人の水の入った壷をもった人(男性)があなたたちと会うから、彼について行きなさい。
14. どこでも彼が入って行くところで、家の主人に言いなさい。『先生が「私が弟子たちと一緒にパスカを食べる事のできる客間はどこか?」と言っています。』と。」
15. すると、彼はあなたたちに、装備と準備のできた、広い二階の部屋を見せてくれる。そこで、私たちのために用意をしなさい。
16. そこで、彼の弟子たちは出て行き、町に入って行った。すると、まさしく、彼が彼らに仰せになった通りであることがわかった。そして、彼らはそこでパスカの用意をしたのである。
17. 夕方、彼は十二人と一緒にお出でになった。
18. さて、彼らが座って食べていると、イエスは仰せになった。「アーメン。私はあなたたちに言う。私と一緒に食べているあなたたちのうちの一人が、私を売ろうとしている。」
19. そこで、彼らは悲しみ始めた。そして一人ずつ彼に言った。「私ですか?」また、別の人も言った、「私ですか?」
20. 彼は彼らに答えて仰せになった。「それはこの十二人のうちの一人だ。その人は、わたしと一緒に〔パンを〕この皿に漬けている。
21. 人の子は、当然彼について書かれている通りに行く。しかし、忌まわしいことだ。人の子を売るその人は!その人にとっては、生まれなかった方が本当は良かった。」
22. さて、彼らが食事をしていると、イエスはパンを取り、それを祝福して裂き、そして、それを彼らにお与えになった。そして仰せになった。「取って食べなさい。これは私の体だ。」
23.それから、彼は杯を取り、そして、感謝を捧げてから、彼らにそれをお与えになった。そして、彼らは皆それから飲んだ。
24. そして、彼は彼らに仰せになった。「これは、多くの(人々の)ために流される、私の新しい契約の血なのだ。
25. アーメン。私はあなたたちに言う。私は(私が)天の神の王国で新しく飲むその日までは、葡萄の実から作ったものは、決して飲まない。」
26. そして、彼らは賛美を歌い、オリブ山の方に出て行った。
27. その時、イエスは彼らに仰せになった。「あなたたちは今晩、皆私につまづかされる。なぜなら、(こう)書かれているからだ。『わたしは羊飼いを打つ。すると、羊達は散らされる。』
28. しかし、私の復活の後、私はあなたたちより先にガリラヤに行く。」
29. ペテロは彼に言った。「たとえ、皆がつまづかされるとしても、わたしはそうではありません。
30. イエスは彼に仰せになった。「アーメン。私はあなたに言う。今日、今晩にでも、雄鶏が2度鳴く前に、あなたは私を3回否定する。」
31. しかし、彼はさらに躍起となって言った。「もし、私があなた様と一緒に死ななければならないとしても、私は決してあなた様を否定しません。」そして、彼らは皆同じように言った。
32. その時、彼らはゲッセマネという名の場所に来た。そして、彼は彼の弟子たちに仰せになった。「私が祈っている間、ここに座っていなさい。」
33. そして、彼はペテロ、ヤコブ、ヨハネをご自分と一緒にお連れになった。そして彼は苦しみ、また深く苦悩し始められた。
34. それから、彼は彼らに仰せになった。「私の魂は、ひどい苦しみで、死ぬほどだ。ここにとどまって、待機していなさい。」
35. 彼は少し離れたところに行って、地に伏し、そしてもしも可能なら、この時が彼から過ぎ去るようにと、祈られた。
36. そして、彼は仰せになった。「アバ、父よ。あなた様には、すべては可能です。杯を、私から遠ざけてください。しかし、私の思いではなく、あなた様の御心を(なさってください。)」
37. その時、彼は来て、彼らが眠っているのを見つけられた。そして、ペテロに仰せになった。「シモン、あなたは寝ているのか?あなたは、一時でさえも待機していられなかったのか?
38. 待機して祈っていなさい。そうでないと、あなたは誘惑〔の中〕に入り込むからだ。霊は勿論そうしようとしている。しかし、肉は弱い。」
39. もう一度、彼は離れて行き、そして、同じ言葉で祈られた。
40. そして、彼が戻って来ると、彼は彼らがまた寝入っているのを見つけられた。彼らの目は重かったからである。そして何を答えたらよいかわからなかった。
41. その時、彼は三度目に来て、彼らに仰せになった。「あなたたちはまだ寝ているのか、また、休んでいるのか?もう十分だ!時が来た。見なさい。人の子は罪人たちの手に売られようとしている。
42. 起きなさい。さあ、行かなければ。見よ、私を売る者がそこにいる。」
43. そして、すぐに、彼がまだ語られている間に、十二人の一人、ユダが、剣や、棍棒を持った、非常に多くの人々と一緒に、かの祭司の長たちや、律法学者たち、そして、長老達の所からやって来た。
44. さて、彼を売る者は、彼らに合図を送って言った。「だれでも、わたしがキスをしたら、その人が、それだ。彼を捕まえて確かに連れ去れ。」
45. 彼は来るなり、すぐに彼に近寄って(彼に)言った。「ラビ、ラビ!」そして、彼にキスをした。
46. その時、彼らは手を彼にかけ、そして、彼を捕らえた。
47. すると、近くに立っていた者たちの一人が彼の剣を抜いて、大祭司の僕に打ちかかり、そして、彼の耳を切り落とした。
48. その時、イエスは、彼らにこうお答えになった。「あなたがたは、私を捕らえるために、剣や棍棒を持って、強盗に向かうように出て来たのか?
49. 私は毎日神殿で、あなたがたと一緒にいて、教えていた。しかし、あなたがたは私を捕まえなかった。しかし、もろもろの御言葉は成就しなければならない。」
50. その時、彼らは皆、彼を見捨てて逃げたのである。
51. さて、ある若い男性が、裸の上に、亜麻布を体に巻きつけて、彼についていった。すると、若者たちが彼を捕まえた。
52. すると、彼はその亜麻布の布を捨て、そして、裸になって、彼らからに逃げだしたのである。
53. さて、彼らはイエスを大祭司の所に連れ去った。そして、彼の所に祭司の長たち、長老たち、そして、律法学者たちが皆集まってきていた。
54. しかし、ペテロは距離をおいて彼について行き、その大祭司の中庭に入って行った。そして、彼はその召使たちと一緒に座った。(そして彼自身は)火に向かって暖まっていた。
55. さて、祭司の長たちやすべてのサンヒドリンたちは、イエスに対して、彼を死刑にするための証言を捜していた。しかし、何も見つからなかった。
56. なぜなら、多くの者が偽の証言をしたが、彼らのもろもろの証言は一致しなかったのである。
57. その時、ある者たちが立ち上がった。そして、彼について偽りの証言をして、こう言った。
58. 「私たちは、彼がこう言っているのを聞きました。『私はこの神殿を人手によらないで破壊する。そして三日以内に私は人の手によらず、別のものを建てよう。』と。」
59. しかし、その時でさえも、彼らの証言は一致しなかった。
60. すると、大祭司がまん中で立ち上がり、そして、イエスに問うて、こう言った。「お前は何も答えないのか?これらの人々がお前に対して証言していることについてはどうなのか?」
61. しかし、彼は沈黙を守り、何もお答えにならなかった。大祭司は再び彼に問うて言った。「お前がキリスト、崇むべき方の息子なのか?」
62. イエスは仰せになった。「私である。そして、あなたがたは人の子が、力ある方の右に座し、また天のもろもろの雲と共に来るのを見る。」
63. その時、大祭司は自分の(彼の)もろもろの着物を引き裂き、そして言った。「我々は、これ以上、何の証言がいるのか?
64. 諸君はこの罰当たりな言葉を聞いたのだ!諸君はどう考えるのか?」すると、皆は彼を死刑に相当する者として糾弾した。
65. その時、ある者たちは彼につばを吐き、そして、彼の顔に目隠しをし、また、彼を打ちたたき始めた。そして、彼に言った。「預言せよ!」と。また、役人たちは手で彼を平手打ちした。
66. さて、ペテロは中庭の下のほうにいたが、大祭司の召使の少女達の一人が来た。
67. そして、彼女は暖まっているペテロを見て、彼女は彼を見つめ、そして言った。「あなたもナザレのイエスと一緒にいた。」
68. しかし、彼はそれを否定して、こう言った。「私は知らない。またお前が、何を言っているのかも分からない。」彼は中庭を出て行ったが、雄鶏が鳴いた。
69. すると、召使の少女は彼をもう一度見た。そして、近くに立っている人々に言い始めた。「この人は、彼らの一人よ。」
70. しかし、彼はもう一度それを否定した。すると、少し経ってから、近くに立っていた人々がペテロにまた言った。「確かに、お前は彼らの一人だ。お前はガリラヤ人だ。お前の話し方がそうだから。」
71. その時、彼は悪態をつき、そして誓い始めた。「私はお前達が言っているこの男のことは知らない。」
72. 二度目に雄鶏は鳴いた。その時、ペテロは、イエスが彼に仰せになったことが思い出された。「雄鶏が二度なく前に、あなたは私を三回否定する。」そして、そのことを思い出したとき、彼は泣いた。
Mark 14
New King James Version (NKJV)
The Plot to Kill Jesus
14 After two days it was the Passover and the Feast of Unleavened Bread. And the chief priests and the scribes sought how they might take Him by trickery and put Him to death.
 2 But they said, “Not during the feast, lest there be an uproar of the people.”
The Anointing at Bethany
3 And being in Bethany at the house of Simon the leper, as He sat at the table, a woman came having an alabaster flask of very costly oil of spikenard. Then she broke the flask and poured it on His head.
4 But there were some who were indignant among themselves, and said, “Why was this fragrant oil wasted?
5 For it might have been sold for more than three hundred denarii and given to the poor.” And they criticized her sharply.
6 But Jesus said, “Let her alone. Why do you trouble her? She has done a good work for Me.
 7 For you have the poor with you always, and whenever you wish you may do them good; but Me you do not have always.
 8 She has done what she could. She has come beforehand to anoint My body for burial.
9 Assuredly, I say to you, wherever this gospel is preached in the whole world, what this woman has done will also be told as a memorial to her.”
Judas Agrees to Betray Jesus
10 Then Judas Iscariot, one of the twelve, went to the chief priests to betray Him to them.
 11 And when they heard it, they were glad, and promised to give him money. So he sought how he might conveniently betray Him.
Jesus Celebrates the Passover with His Disciples
12 Now on the first day of Unleavened Bread, when they killed the Passover lamb, His disciples said to Him, “Where do You want us to go and prepare, that You may eat the Passover?”
13 And He sent out two of His disciples and said to them, “Go into the city, and a man will meet you carrying a pitcher of water; follow him.
 14 Wherever he goes in, say to the master of the house, ‘The Teacher says, “Where is the guest room in which I may eat the Passover with My disciples?”’ 15 Then he will show you a large upper room, furnished and prepared; there make ready for us.”
16 So His disciples went out, and came into the city, and found it just as He had said to them; and they prepared the Passover.
17 In the evening He came with the twelve. 18 Now as they sat and ate, Jesus said, “Assuredly, I say to you, one of you who eats with Me will betray Me.”
19 And they began to be sorrowful, and to say to Him one by one, “Is it I?” And another said, “Is it I?”
20 He answered and said to them, “It is one of the twelve, who dips with Me in the dish.
21 The Son of Man indeed goes just as it is written of Him, but woe to that man by whom the Son of Man is betrayed! It would have been good for that man if he had never been born.”
Jesus Institutes the Lord’s Supper
22 And as they were eating, Jesus took bread, blessed and broke it, and gave it to them and said,“Take, eat; this is My body.”
23 Then He took the cup, and when He had given thanks He gave it to them, and they all drank from it.
24 And He said to them, “This is My blood of the new covenant, which is shed for many.
25 Assuredly, I say to you, I will no longer drink of the fruit of the vine until that day when I drink it new in the kingdom of God.”
26 And when they had sung a hymn, they went out to the Mount of Olives.

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